カッコよくて震えたゲーム曲 “ビッグブリッヂの死闘”　～カバーされる名曲たちとその魅力～ |

カバーされる名曲たちとその魅力

原曲に尊敬の念を込めながら、名曲を自分たちなりにアレンジして世に放つカバーソング。

世の中に星の数ほどある名曲の中から、よくカバーされる楽曲をmoraスタッフが自らが選び、その原曲とカバー曲の魅力を紹介するコーナーです。

※mora カバーアルバム特集はこちら

＜紹介する楽曲：ビッグブリッヂの死闘＞

植松伸夫「ビッグブリッヂの死闘」

言わずと知れた、カッコいいゲーム曲の代表「ビッグブリッヂの死闘」。植松伸夫さんが作曲されたこの名曲は、爆発的にヒットしたゲームソフト「FINAL FANTASY V」のストーリー中盤あたりで差し掛かるビッグブリッヂという戦闘場所で流れる音楽。自分が初めてこの曲を聴いた時、今までのゲームには出会ったことのないリズム感、疾走感、ドキドキ感が全身を稲妻のように走った。「かっこいー…。」もはや、全身が震えた。続々と登場してくる敵、そしてボスキャラギルガメッシュの憎めないキャラクター。ビッグブリッヂの場所は大抵４～５分で終わってしまうが、この曲をいつまでも聴いていたくて、昔話題になった政治家の牛歩作戦のように、わざとゆっくりバトルを進めた人も多いのではないでしょうか。そしてギルガメッシュから「源氏シリーズ」の装備を盗むまで挑戦した人も多いのではないでしょうか。

2019年2月22日現在、moraで配信している「ビッグブリッヂの死闘」は合計28曲（※AAC/ハイレゾを別で計測）。JAZZアレンジ、Pianoアレンジ、リコーダーによる演奏など、さまざまな”死闘”をお楽しみください。

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＜紹介するmoraスタッフ＞

・名前：ハイレゾマンの中の人
・年齢：社会人として脂が乗りに乗っている30代中盤
・性別：男性
・趣味：サッカー、ダンス、お笑い鑑賞、汗をかくこと。
・担当：mora編成・宣伝全般

編曲を祖堅正慶氏が担当し、まさしく”新生”
カッコよすぎて鳥肌止まらない

「ビッグブリッヂの死闘～新生～」
（「Before the Fall:FINAL FANTASY XIV Original Soundtrack」収録）

ハイレゾ購入・試聴

ゲームの発売から20年以上経過し、”新生”という名前の理由は編曲を担当したのが祖堅正慶氏だからということ他ならない。曲を冒頭から聴くと、まず圧倒的ギターの存在感。イントロでもAメロでも”この曲の主役、オレだけどなにか？”と言わんばかり。続いてドラムのカッコよさ。34秒あたりのハイハットで刻むリズム、絶対に生で聴いたら惚れてまうやろ。シンバルを巧みにクラッシュさせながら、メタルバンドのヘッドバンギングよろしくのリズムを繰り出すことで聴いてるだけでむち打ち注意。まだまだ”新生”は止まらない。1:30あたりから2番（？）に差し掛かるのだが、ここで出てきましたバイオリン。もうやめてくれ、これ以上魅力的にならないでくれ。サッカーで言うと、サイドチェンジを繰り返され、味方DFが左右に揺さぶられている状況を見ているゴールキーパーのような気分。原曲のシンセサイザーも巧みに生きており、言うなれば”良いとこどり”。ハイレゾ音源でのみの配信、この楽曲を是非圧縮しないで聴いてほしい、全身鳥肌立ってほしい。

緊張感は残しつつ、高級レストランでも聴きたい「ビッグブリッヂの死闘」

「ビッグブリッヂの死闘 Jazz Arrangement」

ハイレゾ購入・試聴

AAC 試聴・購入

ジャズアレンジ。アレンジャーとして、ベーシスト川村竜氏が登場。この曲の醍醐味でもある”緊張感”は残しつつ、落ち着いたリズムになりピアノとウッドベースが目立つ。ALL THAT JAZZと言われるゆえんの、各ミュージシャンの自由に楽しんでいる雰囲気もしっかり収録されており、高級レストランで生演奏されているような状況で聴きたい。ウェイターが「本日のメインは『チョコボのもも肉　～山の空気を添えて～』でございます」のような。しかし曲も後半に進み2:40秒以降では実際にゲームの効果音が遊び心満載でサンプリング的に入っているため、やっぱり高級レストランは似合わないかもしれない。

ピアノロック曲に一転した「ビッグブリッヂの死闘」

→Pia-no-jaC←「Love SQ: ビッグブリッヂの死闘～妖星乱舞～片翼の天使」

AAC 試聴・購入

SQUARE ENIXトリビュートアルバム『Love SQ』に収録された、→Pia-no-jaC←によるカバー。冒頭から声をあげながら演奏しているこの曲は、原曲から一転ピアノロックソングへと生まれ変わりました。このアルバムのコンセプトは「アーティストがプレイした当時の想いを込めてリミックス！」ということなので、→Pia-no-jaC←も「イヤァーーー！」とか声を出しながらFFⅤをプレイしていたのかもしれないし、していないのかもしれない。